じこまんって何? 食えんの?
自作を読み直してみると恥ずかしいけど結構面白かったりします。
この場合の「面白い」ってのは、「うわ、こんなん書いてたのね、自分」みたいな面白さが大きい。
いや、もちろん話自体も面白いと思います。
こんなこと書くと「何だよこいつ自画自賛かよキモっ」とか言われるかもしれませんが、でもさ、やっぱり作者自身が面白いと思わない話を読者が面白いとは思わねーだろ、ってのが僕の頭にあるです。
なんで、僕の場合、最低でも自分が楽しめる作品しか置いてません。
で、だ。
そんな自作の中から自分が気に入ってるフレーズとかを抜粋してみようと思ふ。
誰もそんなこと望んでねーよとか聞こえそうですが、知ったこっちゃあない。完璧自己満足なのよ。
『生やし髪』
・今日、私は髪を切りに行く。
・彼がデートの時に行きそうな所なんて、私には手に取るように分かるから。
・髪を切ったら、彼に会いに行こう。
この話よく思いついたなあと自分でも思います。
『変わらない友情はちょっとの切なさをのせて』
・「〜愛情って、友情よりも、もっともっと切ないものなんだろうなって、そう思うの」
・「かれこれ15年以上続くちょっと切なめの友情……ってとこかしら」
・「もう少しぐらいなら、待ってあげるわ」
一番気に入ってる作品かも。
『扉の前でにゃーを叫ぶ 〜幸せの終わり〜』
・オーケーオーケーオーケー。
はっちゃけてるなぁ。
『狂愛歌』
・彼女の目から流れ出る滴に、そっと口付けた。
ああ、なんて、愛しい――
自分で言うのも何だけどゾクっとします。
『泣き虫』
・なぁ、渚。
そんなことを、思うんだよ。
この終わり方好き。
『夏の終わりのシンデレラ』
・――二日間だけの、シンデレラ。
考えて、ちょっと可笑しくなる。灰にまみれた娘。私の場合、それは泥だったろうか。
同じことを書ける気がしません。
『With love.』
・泣きそうな顔だった。でもきっと、彼女は泣かないんだ。
・少しだけ胸が痛む。多分寂しさなんだと思った。
若いよね。
『汐の日記』
・はむはむ。はむはむ。
狙いました。
この作業思ったより楽しいですわ。自己満足という意味ならもう大成功。
こうして見ると、割と初期の方が気に入ってるフレーズが多い。やっぱりこういうのって、作業時間と比例するのかなと。確実に思い入れは深くなるでしょうしね。
今と比べて、初期の頃は随分と時間をかけてた覚えがあります。ちょっと現状を反省。
てかオリジナルのネタが何も思いつかないんだけどどーしよー