世界バレー

 見てて思うのは、高橋のみゆきさんの凄さですね。
 170cmと小柄ながら(プロフィールで170ってことは実際は168とかなんだろうなぁ)高い技術で得点をもぎ取ってくれますし(ブロックの下からワンタッチ狙って上に打ち上げたりできるんだよなこの人。まるでホームラン。見てると結構笑えます)、リベロもできるぐらいレシーブが上手い。んでもってトスも平気で上げますから。速攻のトスまでできちゃう。何より、あのコートでの存在感。どっかの仙道さんみたいに、「高橋なら何とかしてくれる」って空気があります。大事な場面ではやっぱり高橋です。この人があと10センチ高かったら日本は普通にメダル取れたんじゃないかと思う。ちょっと言いすぎかな?
 そもそも、日本が竹下のセッターで試合を組み立てられるのって、高橋の存在がかなりでかいですよね。
 何故か。
 守備時、竹下の位置。身長が低いため、前線、ブロックとして使えない。
 竹下っていうと、名セッターであると同時に、レシーブシーンでも印象深い選手だと思います。でもこれって本当はおかしくて。だってレシーブ(つまり1タッチ目)しちゃうとトス(2タッチ目)上げられませんから。ブロックの位置にセッターがいて、1タッチ目には触らないようにするのが理想でしょう。
 じゃあどうしてセッターである竹下がレシーブをしても攻撃が組み立てられるのか。他にトスを上げられる選手がいるから。それが高橋であり、木村のさおりさんですね。それぞれが逆サイドにいるから、どこにボールが行ってもトスが上がる。上手くできてます。
 そそ、木村のさおりさんもすげーっすわ。間違いなく今の日本を支えてます。こちらも高橋と同じく貴重なオールラウンダー。高橋と違い身長もある。波も比較的(あくまで比較的)少ない方。今日はイマイチだったけど。
 竹下の次のセッターは木村になるんじゃないかなぁと思ってるんですがどうだろう。木村が正セッターになったら日本女子は間違いなく新しい時代に入るだろうなぁ。その時は竹下がリベロやってそうな気がする。以前の吉原みたいな精神的支柱として高橋がいて。うわ、超見てー。