真面目に


昨日の心華さんの書き込みに刺激されて今日もちょっと真面目なお話を。


>どーでもいい話だけど、私はちょっと捻った文が好き。
>表現がキレイな文って言うと解りやすいかな。
>後は考え方が一種独創的な文とかね。
>物語には盛り込みにくいんですけどね。w


捻った文、独創的な文が好きっていうのはかなり分かる気がします。
たとえばクラナド短編覇者、最中さんの作品に、こんな一文がありまして。


 皆、誰かの代わりになれそうで、なれなそうで、なれそうで、よくわからない。


Kanon SSこんぺ時の氏の作品から。
この方のセンスは相当飛びぬけてると思うのですが、その中でもこの一文は大好き。
こういう特殊なフレーズだけで話を作ることはできませんが、スパイスとしてかなり効果的でしょう。惹きつけられます。
ただ、こういうフレーズは結構センスに依存するものだと思うのですね。書きたくてもそう書けるものではありません。羨まし過ぎる。
それでも作者としては、そういう光るフレーズを出していきたいものです。



で、加えて。
翔菜さんも今日の日記で創作について書かれてますが、その中で僕の名前が出てきたので。
翔菜さんの意見については全面的に同意します。同意なんです。
えーと、どうも僕の書き方が悪かったようですが、僕は難解な文章を否定しているわけでも、その方向性が劣っていると考えているわけでもありません。
そういう文章でないと書けないものがありますから。
ただその場合は敷居が自然と高くなるわけで、読めない人、分からない人も出てくるよ、と。だからそういう意味で、一昨日に上げたエンターテイメント的な書き方と比べて不利なところもあるんだよ、と。
そういうことが言いたかったわけなんです。


三島由紀夫の話を純粋に楽しめる中高生って、そんなに割合高くないでしょう。
でも、だから氏の作品が駄目とかそういう話では絶対になくて。
それを楽しめるように知識や読解力をつけるのも、また読書の楽しみだろうと。
読み手としてそういった努力をすることはとても大切なことだと思います。
なので、翔菜さんは「対抗するような形」と言葉を使われてましたが、考えとしては僕もそう変わらないんです。


あと最後に一つだけ。
おっぱいに関しては、大は小を兼ねません
うにかたさんが怒りますよ?