お返事っお返事っ


みなさん本当にありがとうございましたっ。
それではそれぞれお返事の方を。



・海老さん
こっちでははじめましてー。わざわざどもどもですー。
僕も日々オベンキョです。こうやって色々な方のお話を聞くこと、ただ本を読むことも、もちろん文章を書くことも。全部が勉強だと思ってます。
>『……』多いとやっぱ安っぽい感じですよね〜。
ですねー。なるべくそれを使わずに表現したいです。


・のどさん
読者のためっていうのは一番に考えていきたいところです。特に僕の場合はそれをかなり重視するタイプの人間ですので。
仁也さんのおっしゃってた「慣れ」っていう言葉を使うなら、僕は台詞と地の文の間に改行が無い文章に慣れてたりするんですよね。普段読んでる本ではそういう書き方をしてるのが多いんで。だから別に読みにくいとは思わなかったんです。
でも今回のことで、それが普通は読みにくいことなんだと分かりました。読者のためっていうスタンスを取っておきながら非常に情けないことですが。
でも多分この書き方をやめることもできないと思います。のどさんのおっしゃる自分の書き方として定着してきてますんで。
使い過ぎるな。その通りですね。色々と書きながらいい塩梅を探していきたいと思います。


・仁也さん
台詞後の地の文。のどさんのところでも書いたことですが、僕はそういう文章に慣れてるんですよね。普段読む本でそういう書き方をされてるものが多いので。
でも、あっちは縦書きこっちは横書きですし、どうやら使い過ぎると読みにくいというのが普通みたいで。こういう時に自分まだまだだなぁと思います。全然見えてない。
過去形、現在形、に関して。結構感覚的なところで使い分けてます。
言葉にするのはちょっと難しいのですが。
過去形は割と重くなって後まで残りやすいような感じ。
対して、現在形の方は勢い、流れが出てくる。



「ねえ、泣かないで」
 僕は言った。その言葉に意味がないことぐらい分かっていた。
「……ごめんね」
 仁美が小さく呟いた。僕は聞こえないふりをした。



「ねえ、泣かないで」
 僕は言う。その言葉に意味がないことぐらい分かっている。
「……ごめんね」
 仁美が小さく呟く。僕は聞こえないふりをする。




やっぱり言葉にはしにくいのですが、上二つでは大分印象が違いますよね。
どっちを使うかっていうのもまた難しい問題で。それまでの流れ、話中での位置、重要性、その他もろもろで決めることになると思いますが、やっぱり最終的には書く人の感覚なんでしょうね。



・フクロウさん
地の文に同化させる、っていうのも確かに有効ですねー。
「」で注意を引きつけておいて、地の文の中に引っ張り込むというか。「」をあまり使いたくない時とか、「」を際立たせたい時とか。
というか、端的にいって、そういう書き方ってカッコイイですし(笑)
フクロウさんの文章、僕好きなんですよね。間違いなく僕には無理な書き方だと思うんです。だからこそ惹かれます。超惹かれます。
らぶ。


pentiumさん
こうやって色々な方のお話を聞くとすっごい勉強になりますよね。
読者にどこまで期待するかって難しいですよね。最低でも日本語を読めることは期待しなきゃいけないわけですし。


・広瀬さん
はじめましてー。わざわざありがとうございます。
台詞だけで区別できるようにしたいっていうのは、僕も同じです。多分みなさんそうじゃないかな? それを実際にできるかできないか、どれぐらいの気持ちを持ってそれに取り組んでるか、はまた別として。多分広瀬さんは、できる方で、加えて、やろうとされてる方だと思います。
過去形と現在形については、仁也のところで触れた通り、僕の場合はかなり感覚に任せてるところがあります。広瀬さんみたいにきちんと使い分けられてる自信はちょっと無いです。うう……
「言う」「言った」僕も以前は気になってたんですが、ぶっちゃけ最近気にならなくなりました(爆)
これもやっぱり、読んでる本の影響っぽいです。結構普通にばんばん使われている上に、読者として僕も別に引っかかったりしない。だから別にいいかなぁって。
逆に……うーん、何て言ったらいいんでしょう、「言う」とか「言った」って、全くストレス無しで読める言葉だと思うんです。すっと入ってくるというか、何の意識もいらないというか。
最近はそんな感じで、普通に「言う」「言った」とか使ってますね。


>あと、台詞と地の文に改行を挟まないのは、むしろリズムの観点からのアプローチだと思っていたのですが。
あい。ごめんなさい、この前はその点を忘れてました^^; こういう形で明文化してみるってどうも難しい。



「なあ、フク」
 涼は言う。
「お前のこと、あたし嫌いじゃないよ」




「なあ、フク」涼は言う。「お前のこと、あたし嫌いじゃないよ」




改行すると、自然そこに半拍ぐらいの間が生まれる。それが邪魔だと思った時には改行せずに地の文で続けてみる。
今の二つだったら、多くの方が恐らくは下の方にリズムを感じるんじゃないでしょうか。改行の半拍を削った結果でしょう。






まあ、結局は。
個々人の好み、ということになりそうかなぁ。








                   おりこん…………