名無しさん感想2
昨日に続いて。
Bの方行きます。
相変わらずネタバレ全開ちょっと辛口もあるよ、な感じですのでご注意くださいませ。
(24:40 Bグループ アイソトープまで 今日はこの辺で)
・道の果てには……
うーん、ちょっと感想に困る……
前世ってことなんでしょうが、言ってしまえば、これはクラナドじゃないってことになりそうで。
一つの話として見たとき、ころころと変わる視点がかなり気になります。それも一つの有効な表現方法だとは思いますが、この作品の場合、それが上手く活きていたとは言いがたいかもです。
朋也と杏の視点を交互に繰り返しているってのに最初は気付かなくて、よく分からないまま読み進めていました。かといって安易に「side 朋也」とかしちゃうのも違いますし。どうやって読者に違和感無く読ませるか、難しい問題ですがもうちょっと気を払って欲しかったなぁ、と。
前世からの因縁をもってきて現在の幸せな形を提示する、というのは面白いと思います。切なくて、何でもない日常の大切さも身にしみます。
ただ、今回「クラナドSS」とするには、ちょっとクラナドから離れ過ぎちゃった感じが。
偉そうにもアドバイスみたいなことを言わせてもらえるなら。もっと現在の割合を増やして、それを前世と絡めた形で描写していけば、前世の部分もさらに意味が重くなってきたかな、と。
基本的な文章は割としっかりしてる方だと思います。また別の作品を読んでみたいです。
・〜月海の契り〜
ここまでの中で一番好き。
雰囲気が素敵です。静かで、物悲しくて。
渚と汐それぞれとの対話、特に汐がマジ切ない。渚の方はちとあざとい感じかも。
悲しくてもそれは大切な思い出に違いなくて、だからそれを抱えて歩いていく。生きていく。そんな結論にもすごく好感が持てます。
気になったところも挙げておきます。
だが、それが叶えられることはなかった。
二箇所で出てきますが、これはちょっと安易な気がしました。いっそ無くてもいいぐらいかも。まぁこれは人によって色々でしょうけど。
ラスト、朋也が決意を新たにするところの描写をもっと深くしてほしかったかなぁ。それまでの密度と比べても、最後が少し薄い感じがします。さっぱりと終わらせるというのもありだとは思いますが、作者さんもそれを狙ったのだとは思いますが、個人的には、掘り下げた密なラストを期待してしまいました。
次はこの作者さんの「ストーリーのある話」を読んでみたいです。
・渚のパンのお味は?
ほのぼのー。
本編うんぬんもおまけの汐さんの可愛さが先立つその不思議。さすが汐さん。
特に波があるわけでもない、ほのぼのとした一光景。二次ってのはこういうのがあるからいいんですよね。
一つの物語、小説として捉えると、物足りないっていうのが正直なところです。
前書きや「顔文字^^」なんかは控えるのが賢明かなぁ。そうゆうのがあると安っぽく見えちゃいますからね。
文章もまだ若干おかしなところが見受けられます。一文一文しっかりと意識して書いていくといいかもです。
ラブラブー。
見ててこっちが恥ずかしくなるぐらいの恋愛模様。それはそうと恥ずかしがる智代っていいよね。
ほのぼのらぶらぶな中盤から、ちょっとシリアスな終盤。狙っているのは分かるのですが、ちょっと唐突過ぎるというか切り替えが上手く行ってないような感じ。ラストもちょっと浮き気味かなぁ、と。
しっかり意識を持って「読ませる文章」を書こうとしてるんだと思います。こういう経験を積んで、どんどん上手くなっていってください。
……何か偉そうでごめんなさい。